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第四回:ティーチングとコーチング
2005年8月
 

★今月のポイント★
インプットしたことはちゃんとアウトプットしましょう。

私たちは小さい頃から九年間に及ぶ義務教育を受け、ティーチングによって知識や技術を手に入れてきました。日本の学校教育のレベルの高さは、世界の上位にランクされているほど、私たちは大変質の高い教育を受けています。しかし、せっかく勉強したのにそれを活かせていないという声を聞くことも少なくありません。「英語」が代表的な例でしょう。単語や文法をたくさん知っているのに、実際に英会話ができる方は少ないようです。社会人になっても同じことが言えます。会社は新人教育、中堅社員教育、エグゼクティブ研修など、人材教育に大変熱心です。しかしこれもまた、研修を受けてから一ヶ月ほどは気力が上がっているのですが、次第に意識が薄れ、気がついたら忘れてしまっているということに、会社の人事部は頭を悩めているようです。私のコーチングでは、教育という「インプット」ではなく、引き出すという「アウトプット」を重視しています。そしてアウトプットしたことを、必ず行動に移していただきます。それの繰り返しがコーチングです。例えば、新入社員がマナー研修を受け、お客様への対応の仕方をインプットしたとします。私たちコーチはその内容を本人に話していただき、「具体的にあなたがそれを活用しているシーンを想像して話してください」とリクエストします。つまりインプットしてきたことを、今度は自分が具体例を交えてアウトプットをするのです。最初は考え込みますが、やがて自分がお客様と接していることを頭に思い浮かべ、そのストーリーを少しずつ話すようになります。自分の言葉で話す(アウトプット)ことで自分のものにしているのです。
人はティーチングを受けることによって大きくなり、コーチングを受けることで歩き出すのです。これがティーチングとコーチングがもたらす「人の成長」なのです。
一方的に教えるだけではなく、日常の中でお子さんに、または部下に「問いかける」時間をとって「アウトプット」を心がけてくださいね。



※3月3日、4日にコーチングの体験コース「2006年度トライアル・コーチング」を開催。
詳細は098(884)0520(月〜金曜、9時〜18時)まで