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第六回:継続できる要素
2005年10月
 

★今月のポイント★
相手に強い関心を持ち、声をかけてみましょう

「スポーツの秋」「音楽の秋」「読書の秋」・・・秋は私たちの向上心を豊かにしてくれますね。この季節になると自分のために何かを始めたくなります。皆さんも夢中になれる「何か」を継続してみてはいかがでしょうか。
コーチングは「能力を引き出し、自発的な行動につなげ、継続させるためのサポート」ですが、一番難しいのが最後の「継続させること」なのです。今回は「継続できる要素」について、ひとつのエピソードをご紹介したいと思います。
弊社で取締役会長を務める宮沢盛次は、母校である鏡原(かがみはら)小学校に、毎月10冊ずつ本を寄贈し続けています。今から24年前、当時琉球銀行に務めていた宮沢は宮古支店の支店長に任命され、故郷である宮古に三年間の予定で単身赴任生活をスタートさせましたが、赴任のあいさつで母校を訪ねたところ、図書室の本の少なさに驚いたそうです。宮沢はその場で、「我が母校に毎月10冊ずつ本を寄贈する」ことを決意しました。あれから24年。驚くことに宮沢は三年間の予定をはるかに超え、現在でもそれを続けています。寄贈した本は2913冊にも及びました。
宮沢が今でも寄贈を続けている理由はただひとつ。児童の皆さんから手紙が届くことなのです。その手紙には感謝や喜び、そして時にはお悩み相談まであるのだそうです。宮沢はそれに必ず返事を書き、その行いの中で自分は感謝され、頼りにされているのだということを実感したのです。三年間の宮古勤務を終えた宮沢は定年退職するまで本の寄贈を続ける決意をします。そして定年退職を迎えた宮沢の元に届けられた児童の皆さんからの多くの「お疲れ様」の手紙を読み、愛おしさのあまり更に寄贈を続けることを決意したのです。皆さんからの手紙は、宮沢にとって「大きな励まし」だったのでしょう。
コーチングを受ける方のほとんどが、目標を途中で投げ出すことなくその努力を継続されます。それは自分自身に強い関心をもって励まし続けるコーチという存在があるからなのです。誰かが寄り添い向かい合ってくれるとやりがいを感じます。それが継続につながるのです。
皆さんも大切な人に強い関心を持ち、その人の素晴しさを伝えてあげてくださいね。


※3月3日、4日にコーチングの体験コース「2006年度トライアル・コーチング」を開催。
詳細は098(884)0520(月〜金曜、9時〜18時)まで