先日うちのスタッフに「藤本さんはKYだよね」と言われ呆然(ぼうぜん)とした。KYとは最近の造語で「空気が読めない人」を略した言葉らしい。失敬な! 呆然としたのは不愉快に思ったからではない。KYの意味がわからなかったのだ。このごろの造語やカタカナ語にはついていけん。でもこの言葉は覚えた。 “アウェー”。アウェーとはスポーツ用語で「敵地」という意味。地元で試合を行うホームゲームとは逆に、相手チームの本拠地で試合を開催することをアウェーゲームと言うが、その場合は不慣れな設備や環境であること以上に、地元ファンの応援を受けられないことが不利となる。だからアウェーゲームの場合はより一層の応援が必要となるのだ。
甲子園を応援するウチナーンチュは最高だ。子どもだろうがオジーだろうが関係なく、力の限り応援する。仕事の手を止めテレビやラジオにかじりつき、声がかれんばかりに声援を送る人、手が腫れんばかりに拍手をする人、うれしい時も苦しい時も、ひたすらカチャーシーを踊って全身で応援する人。これが決勝戦ともなると仏壇にウートートーして優勝を祈願するオバーまで出てくる。最高だ。
これほどの応援を受けたら、甲子園という遠く離れた場所であっても、沖縄県の高校球児たちはホームゲームに近い感覚で試合に臨めるのではないだろうか。もしこの応援する世界が企業の中にあったとしたら、社員という名の選手たちはどれだけがんばれるのだろう。原油や食品の高騰で奪い合いの傾向にある昨今、応援し合う世界に変わったら、我々はどんな未来を手にすることができるだろう。何フリかまわず周りの人たちを応援しよう。たとえKYと言われてもいいじゃないか!
